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新聞で頭の筋トレ
「考える力」が「生き抜く力」に

新聞はただ読んでニュースを知るだけのものと考えていませんか?
実はニュースを知った、その後が大切です。
「なぜ、こうした出来事が起きたのだろう」
「事実はこれだけなのかな」
「この先の展開はどうなっていくのだろう」

頭の中でさまざまな「?」を浮かべながら、深く考えていく。 新聞はいわば、思考力を高めるきっかけになります。

課題は複雑で、なかなか答えを見出すことが難しい社会を迎えています。
そして答えは、たった一つでないことも少なくありません。
こうした中で、手元にある情報から自らの考えを持ち発信する力は、そのまま「生き抜く力」となります。

思考力を重視する学びの重要性は高まっています。新たな学習指導要領では、新時代を生きる子どもたちに必要な力として思考力や判断力、表現力が挙げられています。また今年からスタートした大学入学共通テストでも、ボリュームある文章とグラフ、図などが多く盛り込まれ、読み解く力、課題発見力などがいよいよ試される時代となりました。

大人にとっても、考える力は必須です。たとえば、コロナ禍でどのように行動すればよいか悩んだ経験がある方も多いのではないでしょうか。あふれかえる情報の中から取捨選択し、自らの意見を明確にして行動することは、仕事や生活に欠かせないスキルとなりつつあります。

新聞の中の身近な出来事を題材にして、親子で「考える力」を高めてみませんか?
子どもの考え、親の考え、そしてほかの親子の考え。さまざまな考えに触れることで、新たな気づきも得られるはずです。
上毛新聞社がお届けする、これからの社会を切り開くための3カ月間プログラムです。

【全国学力テスト調査】
「新聞を読んでいる」子供の学力は高い傾向があります!

※↓画面を横にスクロールできます

小学6年
「ほぼ毎日読んでいる」
と回答した人の正答率
「ほとんど、または、全く読まない」
と回答した人の正答率
国語A(知識を問う) 79.1% 70.4%
国語B(活用力を問う) 64.8% 55.1%
算数A(知識を問う) 83.5% 75.3%
算数B(活用力を問う) 54.3% 44.7%

※↓画面を横にスクロールできます

中学3年
「ほぼ毎日読んでいる」
と回答した人の正答率
「ほとんど、または、全く読まない」
と回答した人の正答率
国語A 80.3% 74.7%
国語B 73.1% 65.1%
数学A 69.4% 60.7%
数学B 51.9% 42.5%

親子の会話に、社会の出来事やニュースを

お茶の水女子大学の「平成29年度全国学力・学習状況調査を活用した専門的な課題分析に関する調査研究」(文科省委託研究)によると、親子間で学校の出来事や友達のこと、勉強や成績のこと、将来や進路、地域や社会の出来事、ニュース等の会話が多い場合、子どもの学力が高い傾向が示されています。